アイロン前のオイルはNG?最適な方法を知ってダメージを予防しよう

「高温の熱を直接髪に当てるのは心配…」という理由から、アイロンの前にヘアオイルを使っていませんか?実はその習慣、ヘアダメージの原因になっているかもしれません。

今回は、そんなアイロン前の正しいケアと誤ったケア方法について解説。あわせてアイロン前に使用できるおすすめのアイテムも紹介していきます。

アイロン前のオイルはNG?

一見良さそうなケア方法のようにも思えますが、アイロンを使用する前にヘアオイルをつけることで、よりダメージが進行してしまう可能性があります。
というのもヘアオイルの油分で覆われた髪に高温の熱を当てると、髪内部の水分が蒸発して乾燥を引き起こしてしまうからです。さらに同時に髪の主成分であるタンパク質も変性してしまうため、キューティクルの乱れを引き起こすことも…。

実際にオイルをつけてアイロンをすると、しっとりとしたまとまりを感じられますが、この時に潤っているのは表面のみなんです。髪内部からは水分が失われ、しばらくするとパサつきが気になり出してしまいます。

アイロン前の正しいケア方法

では一体、アイロンを使用する際はどのようにケアしたら良いのでしょうか?
使用できるアイテムと併せて、ひとつひとつ手順を踏みながらこちらで確認していきましょう。

1|髪の毛全体をブラッシング

ヘアアイロンをする前に軽くブラッシング をしておくことで、絡まりがほぐれて髪の扱いやすさがUPします。
根元からいきなりとかし始めると髪が引っかかった時に頭皮に負担がかかってしまうので要注意。毛先から10センチくらいの長さを目安に、優しくくしを通していきます。

2|アイロンを適切な温度に設定

ヘアアイロンの電源を入れて温度を設定します。温度の目安は、髪が細く毛量が少ない人は160度髪が太く毛量が多い場合は180度くらいがベスト。また、柔らかなカールや前髪のみのスタイリングであれば、140〜150度でもOKです。

3|アイロン前専用の下地を使う

ヘアアイロンを通す前は、ヘアアイロン専用のアイテムを使用します。冒頭でも触れた通り通常のスタイリング剤やアウトバストリートメントを使うと髪が傷んでしまいますが、『プレケア剤』や『下地オイル』と呼ばれるアイテムなら問題ありません。
適量を手に取り、毛先を中心に全体に馴染ませていきます。オイルやバームタイプの場合は、トップにつけすぎないよう注意してくださいね。

4|アイロンをかける

下地を馴染ませたら、必要に応じてブロッキングをしておきます。きれいな仕上がりを叶えるためには髪に均一に熱を与えることが大切。内側までしっかり熱が浸透していないと、時間が経つにつれ髪にうねりが出てしまいます。
また、同じ箇所にアイロンを当てる時間は3秒以内にしておきましょう。アイロンを当てる時間が長ければ長いほど、髪にダメージが蓄積されてしまいます。

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アイロン前オイルの効果

上記の手順でアイロン前に専用のヘアオイルをつけることで、熱ダメージから髪を保護することができます。
キューティクルを傷つけることなく熱を通せるため、毛先のパサつきを抑えてツヤっぽい質感に仕上がりますよ。特にオイルタイプは、濡れ感のあるスタイリングが好みの方にもおすすめです。

アイロン前はミインカールがおすすめ!

ミルボンから新しく登場したブランド「MIINCURL(ミインカール)」より、アイロン前に使用する下地オイルが発売されました。
ラインナップは髪質別に選べる2種類。全国の取り扱いサロンとオフィシャルショップにて販売中です。

軟毛・細毛向き|ミインカール アイロンキープ プライマー 01

アイロン前に仕込むことで、’’ちゅるサラ’’な質感が叶うアイロンキープライマー
01は軟毛さんや細毛さん向けのタイプで、比較的ライトな使い心地です。軽やかな質感のテクスチャーですが、キープ力もしっかりあるのが嬉しいポイント。柔らかなカールもベタつかずに自然にまとまります。

普通・硬毛向き|ミインカール アイロンキープ プライマー 02

02は普通毛〜硬毛さん向けのタイプで、いつもの巻き髪はもちろんのこと、重ためのスタイリングも大得意。
中でもここ最近トレンドのくびれヘアをはじめ、大きなカールが特徴的な韓国ヘアとも相性抜群です。濃密なテクスチャーが髪に豊かなツヤを演出してくれますよ。

最適なアイテムでダメージを予防しよう

濡れた髪は、私たちが想像する以上にかなりデリケートなもの。

普段のケアに使っているアウトバストリートメントでも、アイロン前に使用することでヘアダメージを引き起こす原因になってしまいます。
間違った方法でダメージを悪化させないためにも、ぜひ自分の髪質に最適なプレケア剤を手に取ってみてくださいね。