【美容学生向け】サロン見学の申し込み方法や当日の注意点などを徹底解説!

美容学生の方の中で、このような不安や疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

サロン見学は、1年生の間に行く学生が多いです。
早いうちから色んなサロンに足を運んで、自分の目で実際に見て感じて、就職先選びの判断材料にするのです。

そこで今回は、美容学生のサロン見学の申し込み方法や当日の注意点などを現役美容師の筆者が解説していきます。

美容学生がサロン見学を申し込む方法とは?

ここでは、美容学生が気になるサロンに見学を申し込む際の方法を紹介していきます。

サロンにアポを取らずに突然訪問するのはNGなので、以下の方法で事前に連絡を取りましょう。

電話で申し込む

電話で申し込む際は、サロンの営業時間内の比較的ゆっくりしている時間帯を狙って掛けます。

日によってお店の混雑具合は変動しますが、忙しい土日を避けた平日のお昼を過ぎた頃や、夕方の時間帯が望ましいでしょう。

営業開始直後の時間帯は、ご予約のお客様が数名まとめて来店したり、予約希望・変更の電話が入ったりしやすいので控えましょう。

営業中の貴重なお時間を頂戴するので、丁重に断りを入れてから本題のサロン見学をさせてもらいたい旨を伝えます。

初めに学校名と名前を名乗ることを忘れずに、正しい敬語で話すことを意識します。周りに騒音がなく静かで、電波環境が整っている場所から電話をかけましょう。

サロン見学の日時や担当者との待ち合わせ場所などを聞いたら、すぐにメモを取れるように紙とペンは必ず手元に用意しておきましょう。

営業の邪魔にならないように見学をさせてもらうので、サロン側の都合が良い日程を考慮しなければなりません。自身の希望時期が決まれば早めに連絡しておくことをおすすめします。

ホームページのお問い合わせフォームから申し込む

サロンのホームページや求人サイトの、お問い合わせフォームから申し込む方法です。ウェブ上で完結するので、営業時間外でも申し込むことが可能です。

また、Instagramでリクルート情報を発信していることもあるのでSNSもチェックしてみましょう。

メールを確認する人事担当者やオーナーが、一目で要件を理解できるように完結にまとめて伝える事が大切です。

サロン見学させてほしい旨と、通っている学校名や自分の名前は、忘れずに必ず記載して送りましょう。

顔や声が感じ取れない文面だと、言葉遣いで印象が左右されます。正しい言葉遣いを意識して文章を考えましょう。

美容学生がサロン見学に行く際の持ち物とは?

サロン見学時に必要な持ち物は、メモと筆記用具ぐらいで問題ありません。先方から持ち物の指定を受けている場合は、忘れずに持って行きましょう。

あまり荷物が多くても置き場に困るので、なるべくコンパクトな鞄で行く事をおすすめします。

サロン見学で質問すべき内容とは?

サロン見学では、人事の方やスタッフさんと質疑応答する時間を設けてくれていることが多いです。事前に気になることや疑問点を書き出して、ノートにまとめておくと安心です。

1つも質問することがないと、本当に就職を希望しているのかと思われてしまう可能性もあります。

また、ホームページや求人サイトに掲載していることは、聞かないようにしましょう。リサーチ不足と捉えられるかもしれません。

サロン側からの質問で、志望動機やどのような美容師になりたいかなど聞かれても、スラスラと答えられるように頭の中で整理しておきましょう。


サロンの強みやコンセプト

ほとんどのサロンでは、コンセプトを明確に決めて、それを軸に運営しています。そのサロンが何を強みにしているのか他の美容室と違うところは何か、などを質問しておきましょう。

今後の方針や理念に共感できないと、入社後に自分が思っている働き方や美容師像とずれが生じて、離職に繋がる可能性があります。

教育カリキュラム

サロンによって、教育制度の内容は大きく異なります。教育カリキュラムが曖昧に組まれているサロンだと、思うようにレッスンが進まずに技術習得が遅くなる可能性があります。

また、アシスタントからスタイリストになるまでのおおよその期間を把握できていないと、モチベーションを維持し続けるのが難しくなります。

入社後どの技術を学び、最終的にどのような試験に合格できたらスタイリストになれるのかを、聞いておくと安心ですよ。

1日の流れ

実際にそこで働くスタッフと話せる機会があれば、営業前や営業後の過ごし方や、営業中の流れを深掘りして聞いておきましょう。

入社後、自分が思い描いていた働き方と、現実とのギャップを減らす事ができます。

人事担当者ではなく、スタッフに話を聞くことでよりリアルなサロンワークの様子を聞くことができます。

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サロン見学で気を付けるポイントとは?

ここでは、サロン見学で気をつけるポイントを紹介していきます。

メモをとる

質疑応答の時間だけでなく、常に手にメモを持っておきましょう。担当の方が話している内容を、走り書きでも良いのでメモ書きをしておくと、帰って詳しくまとめる時に分かりやすいですよ。

サロン見学中、全くメモを取らないのはNGです。
貴重な時間を使って案内して頂いている方に失礼なのと、意欲がない人だと判断されてしまう可能性があるからです。


礼儀やマナーに気を付ける

サロン見学時の対応や立ち振る舞いは、採否に影響する可能性があります。入店時から、笑顔で明るくハキハキと挨拶をし、良い第一印象を与えられるように意識しましょう。

サロン内を案内してくれるスタッフだけでなく、店内で働く他のスタッフにも挨拶や、目が合えば会釈しておくと好印象です。

自身がサロンの様子を見ているのと同じで、サロンも学生さんの事を観察していることを、忘れずに礼儀やマナーに気をつける事が大切です。

退店時も、貴重な時間を使ってサロン案内してくれたことに感謝して、お礼を忘れずに伝えて帰りましょう。


営業の邪魔にならないように意識する

サロンで働くスタッフさんや人事担当者の方が、自分のために時間を割いて、会社の説明をしてくれていることを忘れずに行動することが大切です。

また、新規のお客様や、来店回数の少ないお客様は、スタッフなのか美容学生なのか区別がつきません。フロアにいる人は皆スタッフだと思われる可能性が高いです。

そのため、サロンの雰囲気や印象を損なわないように、常識ある言動や行動をする必要があります。

緊張してしまうと思いますが、表情が暗くなっていないか、話し声や笑い声が大きくなりすぎていないかなど、適度に気を張って立ち振る舞うことを意識しましょう。

サロン見学に行くときの服装とは?

美容師は、決められた制服がなく自由な服装で働くことができる職業です。そのため、美容学生がサロン見学に行く際に何を着ていけば良いのか迷いますよね。

ここでは、サロン見学に行く時のコーディネートの組み方や注意点を紹介していきます。

サロンの雰囲気に合わせてコーディネートを組む

面接ではないので、フォーマルなスーツで行く必要はありません。店内で悪目立ちしないように、サロンの雰囲気にあわせたコーディネートを組みましょう。

ホームページに載っているスタッフ写真を参考に、雰囲気から服の系統を汲み取って服装を考えても良いかもしれませんね。

清潔感のあるアイテムを選ぶ

シワや目立った汚れが無く、清潔感のあるシンプルなアイテムを選ぶのが望ましいでしょう。

サロン見学では、個性的で派手なデザインが施されていない、万人受けするような服装が好印象を与えます。

また、ヒールの高い靴や、歩く度に足音が鳴り響くローファーやパンプスなどは、良くない印象を与える可能性があるので控えましょう。

まとめ

本記事では、美容学生のサロン見学の申し込み方法や当日の注意点などを解説しました。

サロンの情報は、求人サイトに掲載されていますが、現地に行って自分の目で実際に見て気づく事もたくさんあります。気になっているサロンには、できるだけ足を運んで見学させてもらいましょう。