美容師の方の中で、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ブリーチなしで透明感を出せるカラーも増えてきていますが、雰囲気をがらっと変えて垢抜けることができるハイトーンカラーは人気がありますよね。
本記事では、ハイトーンカラーに使えるおすすめなカラー剤6選を紹介していきます。
ハイトーンカラーに強くなりたい方や、ブリーチ後のオンカラーにはどの薬剤が使いやすいのか知りたい方は必見です。
ハイトーンカラーとは?
ハイトーンカラーとは、14トーン以上の明るさの髪色を指します。ハイトーンカラーにするには、ブリーチをして明るくするか、ファッションカラーで数回に分けて徐々に明るくする方法があります。
髪色を明るくするにはメラニン色素を取り除く必要があり、薬剤パワーも強いため、髪や頭皮が受けるダメージは大きいです。
ハイトーンカラーにおすすめなカラー剤6選!
ここでは、現役美容師が選ぶブリーチ後のオンカラーで使いやすいカラー剤6選を紹介していきます。
カラー剤によって、染料構成や強みとしている色味が異なるので、それぞれの特徴をよく理解することが大切です。
Schwarzkopf FIBREPLEX
- ブリーチオンカラーのためのカラー剤
- 高発色でダメージレスなカラー剤を探しているサロンにおすすめ
- ハイトーンカラーを繰り返している方におすすめ
シュワルツコフ「ファイバープレックスボンドカラー」は、毛髪を保護・強化しながら高発色を叶えられるカラー剤です。ブリーチオンカラーに特化しており、発色や色持ちにこだわっています。
酸化のダメージから髪を守る2種のジカルボン酸を1剤に加えて2剤にも配合した、ダブルファイバーテクノロジーで、ダメージから髪を守ります。
また、これまでの毛髪を補修し、保護・強化するので、ブリーチオンカラー時にダメージレスなカラー剤として使いやすいです。
カラーのラインナップは、ブリーチオンシェード・ブリーチオンベースシェード・ベーシックシェード・クリエイティブシェード・グレイシェードの5ブロックで構成されています。
透明感が出しやすい寒色系や淡い暖色系など、全61色の豊富なカラーバリエーションが揃っています。
オルディーブ アディクシー
milbon OLDEVE
- ブリーチ専用のカラーラインナップが使いやすい
- 青色ベースの染料構成で赤味やオレンジ味をしっかりと打ち消す
- 寒色系に強いカラー剤を探しているサロンにおすすめ
ミルボン「アディクシー」は、染料構成がクリアブルーベースなので、染める前のベースに多少赤味やオレンジ味が残っていても綺麗な透明感を表現できるカラー剤です。
カラーバリエーションも豊富で多彩にあり、ブリーチ専用の”ペールライン”の7色は、淡くクリアな色味なので、柔らかい質感を作りたいときにおすすめです。
ブリーチ後の黄色味を消したいときは、染料の中にパープルが配合されている色味を選ぶと、理想のカラーを実現することができます。
正しく補色を入れることで、色落ち後もマイルドで綺麗な抜け方をするので長い期間カラーを楽しめます。
また、ハイトーンカラーはブリーチが必須ですが、低明度や中明度でブリーチなしで透明感のあるくすみ系カラーにする時にも使える万能なカラー剤です。
ブラウンさえもかき消してくれるので、髪の重たさを感じさせない仕上がりが期待できます。
BLカラー
FIOLE BLカラー
- 高彩度で鮮やかな色味を表現できる
- 12種類の植物抽出エキスと3種類の毛髪保護成分配合で頭皮と髪に優しい
- 高品質でコスパが良いカラー剤を探しているサロンにおすすめ
フィヨーレ「BLカラー」は、明度のラインナップが2レベルから12レベルまであるので、グレイ・ファッション・ミックス・単品と全てに対応できる総合カラー剤です。
植物抽出エキスと毛髪保護成分配合により、刺激が少なく保湿効果もあるので、頭皮や髪に低ダメージでカラーを行えます。
また、ローアルカリ処方なので、施術中のカラー剤特有の嫌な匂いも気になりません。
内容量が120gという大容量でありながら、粘度が柔らかくて塗布しやすいのでコスパが良いところも魅力的です。
イルミナカラー
WELLA ILLUMINA COLOR
- 透明感のある寒色系の色味が得意
- カラーバリエーションは全68色ある
- ヘアカラーによるダメージを抑えたい方におすすめ
ウエラ「イルミナカラー」は、日本人特有の硬くて赤みが強い髪を、柔らかく透き通った色にすることができるカラー剤です。
毛髪表面に潜む金属イオンがカラー剤と反応すると、キューティクルのダメージの一因になります。
独自のテクノロジーで、金属イオンを包み込むことによってキューティクルを守るので、髪の毛をいたわりながらカラーしたい方におすすめです。
染料構成が、赤やオレンジの補色関係にあるブルーからバイオレットをベースに配合しているので、寒色系の色味が得意です。
エドルn
LebeL edol
- 髪の赤みを消すことに特化している
- 硬毛な髪質のブリーチオンカラーにおすすめ
- 寒色系と暖色系どちらも得意なカラー剤
ルベル「エドル」は、シナジーオイル処方により、赤みの元のフェオメラニンを強力漂白し、髪の赤みそのものを消すことができるカラー剤です。
髪質によってはブリーチをしても、赤みやオレンジみが残ってしまうこともあります。しかし、エドルで染めることで赤みに縛られずに、透明感溢れる自由な髪色を表現できます。
ブーストオイル処方で、髪の芯まで染料を運び発色するので、染めたての美しさを長期間キープします。ブリーチなしの場合も、色落ち過程が綺麗で、赤みが出づらくまろやかな色味に抜けていきます。
キャラデコ アルカリタイプ ファッションカラー
NAKANO caradeco
- ブリーチオンでも安定性のある仕上がり
- カラーバリエーションが豊富で幅広い髪色に対応できる
- ミックスしても濁りにくい色設計
中野製薬「キャラデコ」は、色の種類が豊富で多彩なカラーを表現できるカラー剤です。
キャラデコには、シリーズが4種類あります。
- ファッションカラーの「ミュゼリア」
- ノンアルカリ処方の「リカラ」
- グレイカラーの「パヴェ」
- ナチュラルテイストの「カーム」
この中の「カーム」は、全色ブリーチオンカラーを想定した色設計で、ブリーチ力は約5レベルで統一されています。
5色ともナチュラルテイストな色味で、ブリーチ後に透明感のある落ち着いたカラーにしたい方におすすめです。
何種類も複雑にミックスして配合する必要がなく、単品で色味の鮮やかさとブラウンを表現できる染料構成なので使いやすいです。淡い色を作りたい時はクリアを混ぜると、ペール系のカラーが作れます。
まとめ
本記事では、ハイトーンカラーに使えるおすすめなカラー剤6選を紹介しました。綺麗なハイトーンカラーを作るには、ベースを色ムラなく整えておくことも大切ですが、オンカラーの薬剤選びも重要です。
さまざまなカラー剤を試してみて、ハイトーンカラーに使えるベストが見つかれば、今よりもっとカラーが楽しくなりますよ。
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