- 湿気が多い日は髪がまとまらない
- 朝スタイリングをしてもすぐに元に戻っている
このようなお悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。湿気が多い季節は、いつも以上にスタイリングに時間がかかり、思い通りに仕上がらないことが増えてしまいます。
そこで今回は、うねる髪におすすめの洗い流さないトリートメントオイルを現役美容師が解説します。
湿気対策に効果的なアイテムを取り入れれば、梅雨や湿度の高い日でも快適に過ごすことができますよ。
湿気で髪が広がる原因は?

髪のコルテックスは水分を保持していますが、乾燥やダメージによって水分量が低下すると、空気中の水分を吸収しやすくなります。その結果、水分が不均一に入り込み、部分的に膨張してうねりや広がりが生じます。
カラーやパーマを繰り返した髪や、もともとくせ毛の髪は内部の水分や栄養が不足しやすく、不安定な状態です。そのため、湿気によってさらにうねりや広がりが出やすくなります。
ダメージ毛ではキューティクルが剥がれて薄くなっており、水分の流出を防ぐ力や、外部の湿気を遮断する力が弱くなっています。結果として、髪内部に空気中の水分が入り込みやすくなります。
洗い流さないトリートメントオイルで湿気対策!

乳液状のテクスチャーで髪に浸透しやすく、毛髪内部を補修・保湿するのが主な役割です。
表面をコーティングして余分な水分の侵入を防ぎます。さらに、インバストリートメントで補った成分や水分を逃がさないよう「フタ」の役割も果たします。
湿気対策におすすめ!トリートメントオイル5選

5種のセラミドなどの美容成分を贅沢に配合したヘアオイル。
髪にハリと弾力を与えながらダメージ部分を補修し、毛先をしっとりまとめます。サラッと軽い質感で、柔らかく自然な仕上がりを叶えてくれるのが魅力です。
使い方
- 適量を手に取る
- 毛先を中心にムラなくなじませる
- ドライヤー前に使うと自然なツヤと弾力がアップ

くせやうねりに悩む方向けのヘアオイル。アイロンやドライヤーで整えたスタイルを長時間キープし、さらさらの仕上がりを保ちます。オイルが苦手な方にも使いやすい、ベタつかない軽やかな使用感が特徴です。資生堂2025年上期「アウトバストリートメント部門」で第2位を獲得した人気アイテム。
香りは、マグノリアやピーチにアールグレーをブレンドした上品な仕上がりです。
使い方
- タオルドライ後、適量を手に取る
- 毛先を中心に全体に塗布してなじませる
- 濡れた髪・乾いた髪のどちらにも使用可能

髪だけでなく全身に使えるマルチオイル。ベストコスメを多数受賞し、朝のスタイリングから夜のケアまで幅広く活躍します。髪に上品なツヤを与えてパサつきや広がりを抑え、しっとりとまとまる仕上がりに導きます。
香りは5種類から選べ、森林浴のようなリラックス感や柑橘系の爽やかさなど、シーンや気分に合わせて楽しめます。
使い方
- タオルドライ後、毛先を中心に全体に塗布
- 乾いた髪の仕上げ用としても使用可能
- ボディやハンドケアとしても活用できる

ダメージヘアに特化した補修型オイル。カラーやパーマで弱った髪を内側から補修し、美容成分で毛先までなめらかに整えます。乾燥やパサつきが気になる髪も、しっとりとまとまりのある状態に仕上がります。
香りは、ガーデニアやペオニーなどの花々にハーブをブレンドした、透明感あふれるアクアインテンシブの香り。
使い方
- タオルドライ後に適量を取る
- 毛先を中心に髪全体に塗布してなじませる

カラー毛のために作られたトリートメントオイル。モイストヒアルロン酸が髪表面に吸着し、水分保持力を高めながら、カラーによる乾燥やダメージを補修します。毛髪内部の水分量を整えてうねりを防ぎ、ツヤのある美しい仕上がりへ導きます。
香りは、ジャスミンを基調とした優雅なアクアブーケ。毎日のケアを心地よい時間に変えてくれます。
使い方
- セミロングで2〜3プッシュが目安
- タオルドライ後の濡れた髪、または朝の乾いた髪に塗布
ヘアオイルの使い方のコツ

- 塗布は中間〜毛先に
根元に付けるとべたつきやボリュームダウンの原因になります。 - 濡れ髪・乾いた髪どちらにも使用可能
夜はドライヤー前、朝はスタイリング仕上げに活用できます。 - ウェットスタイルに活用
ワックスと混ぜれば濡れ髪風の質感を演出できます。 - 巻き髪の仕上げに
アイロン後に毛先へなじませると、ツヤが出てパサつきを抑制できます。 - なじませる前に温める
手のひらでオイルを少し温めてから塗布すると、伸びが良く均一に広がります。
まとめ
今回は、湿気による髪の広がりやうねりにおすすめの洗い流さないトリートメントオイルをご紹介しました。
オイルは、髪表面をコーティングして余分な水分の侵入を防ぎ、ツヤを与えながらまとまりをキープしてくれる心強い存在です。毎日のケアに取り入れることで、湿気の多い日も快適に過ごせる髪を目指すことができますよ。