これから美容専門学校に入学する方の中で、このような不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
校則や授業内容は学校によって異なりますので、参考程度に見てくださいね。
本記事では、美容学生の1日の流れを現役美容師の筆者が自身の体験談を含めて解説していきます。
この記事を読めば、美容学生の2年間でどのような事を学んでどのような意識をしながら過ごせば良いのかが理解できますよ。
美容学生はどんなことを学ぶの?
美容専門学校では通信や夜間を除いた普通科の場合は、国家試験までの2年間で筆記科目5種類と実技3種類を主に学びます。
学校によっては校内コンテストが月に数回あったり、希望者のみ海外の姉妹校で現地の学生と交流したり技術を学んだりすることができます。
また、国内で行われる理美容を学ぶ学生のための全国大会や海外で行われる国際大会もあり、国家試験を学びながらもさまざまな技術に挑戦してみたい!という方は、こういった大会に向けてチャレンジすることもできます。
もちろん普段の授業内容にプラスして技術を学んで練習することになるので、毎日朝から夜まで忙しくて帰る頃にはくたくたの毎日です。
しかし、毎日目標に向かって仲間と楽しくレッスンを行うのでとても充実した毎日が送れて、コンテストや大会が終わった後は、頑張って良かったなぁと達成感が溢れます。
レッスンを先輩に見てもらう場合は、先輩との交流時間が増えてスキルや礼儀を身に付けることもできます。
周りの友達が一生懸命頑張っている環境だと、自分も負けてられないなと感じるので、皆で切羽琢磨して過ごす毎日がかけがえのない2年間になりますよ。
美容学生の1日の流れ!1年生と2年生に分けて紹介
学校によってカリキュラムは大きく異なりますので、参考程度に見ていただければ幸いです。
では、1年生と2年生に分けてそれぞれの1日の流れをみていきましょう。
1年生
始業の時間は、1年生と2年生で変わることはなく、9時〜9時半に登校して授業が始まります。
検定やコンテストに向けてレッスンをしたい人は、この時間よりも前に登校して自主練習を行います。先生や先輩も教室にいるので、授業中になかなか質問をしにくい人はこの時間を使って教えてもらうと良いかもしれないですね。
自主練習は強制ではない学校がほとんどですが、毎日レッスンしている人としていない人とでは技術の差がでてきます。定期的にある技術検定に1回で合格するには、適度にレッスンをしておく事をおすすめします。
主な授業内容は、国家試験科目の下記を学びます。
筆記科目5種類
- 関係法規
- 衛生管理
- 美容保健
- 物理化学
- 美容技術理論
実技3種類
- ワインディング
- オールウェーブ
- レイヤーカット
実技は習うこと全てが初めての経験で難しいですが、回数を重ねると必ず習得できるので頑張ってくださいね。
私が通っていた学校は、1年生の2学期から自分が学んでみたい専門の科目の授業を週に2回受けていました。
興味のある技術をより詳しく学ぶことができるので、学んだ知識は卒業後も美容師として働く中でしっかりと活かせることができます。
夕方は、生徒全員で1日使用した教室の掃除をして17時頃に下校します。放課後も希望者は、レッスンをしたり自主学習をしたりして過ごしていました。
2年生
2年生になると、本格的に国家試験に向けての授業内容に切り替わります。
1年生の頃よりも頻繁に技術の検定があり、合格ラインに達しなかった人は居残りレッスンや補習に行って合格できるまで練習を重ねます。
毎日大変なスケジュールでしたが、国家試験科目の勉強だけではなく、体育祭や修学旅行などもあるので息抜きをしながら毎日友達と楽しみながら過ごせていました。
5・6月頃から就職活動が始まり、気になった美容室の説明会や見学会に行くので自身の将来に向けて考える時間が増えます。
その後は、2月に国家試験の実技があり、3月に国家試験の学科があるので合格できるように毎日技術レッスンと筆記の勉強の日々を過ごします。
学校の先生方も、学年全員の生徒を合格させてあげたいという強い想いで教えてくれるので、頑張るしかないという気持ちで国家試験まで乗り切りましょう。
人生でこんなにも目標に向かって努力することってこの先なかなか無いと思うので、貴重な人生経験になりますよ。
まとめ
本記事では、美容学生の1日の流れを現役美容師の筆者が自身の体験談を含めて解説しました。
勉強内容は異なりますが、一般的な4年制の大学生が学ぶ知識量を美容学生は2年間にぎゅっと詰め込んで学ぶので、毎日とても忙しいです。
国家試験に合格するために2年間頑張って良かった!と思える日が必ず来るので、友達と切羽琢磨しながらかけがえのない学生生活を過ごして下さいね。
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