美容学生のインターンとは?期間や業務内容についても現役美容師が徹底解説

  • 「美容学生のインターンっていつ頃行われるの?」
  • 「美容学生はインターンに参加すべき?」

美容学生の方の中で、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。そもそもインターンとは何か詳しく知らない方も多いと思います。

本記事では、美容学生のインターン期間業務内容について現役美容師の筆者が徹底解説していきます。

美容学生のインターンとは?

学生の間に自分が美容師として働いているイメージをしやすいように、希望する美容室にお願いして職業体験として実際に働かせてもらう事を「インターン」と呼びます。

美容法が改正されるまでは、学生期間の2年間のうち1年間は学校で美容の知識を学び、残りの1年間はインターンへの参加が必須でした。しかし、改正後は必ずしも参加する必要は無くなりました。

現在は、インターン制度は撤廃されていますが、学生の希望者をインターン生として受け入れてくれる美容室も多くあります。

インターンに参加する目的は、卒業後自分が実際に美容師として働く際に必要な実践的な知識を学べる事、プロの美容師が日々どのような環境で仕事をしているのかを間近で見れる事です。

美容学生のインターン期間は?

美容学生のインターンの時期は、本格的な就職活動を始めるまでの1年生の夏頃から2年生の春頃にかけて行う事が多いです。

2年生の夏頃には、就職活動が落ち着き、ほとんどの生徒が内定を貰って就職先が決まっています。そのため、国家試験の時期と被らないようにするためにも、インターンに行くのであれば早めに行動する事をおすすめします。

美容室によっては、インターンを受け入れてくれる時期が決まっていることもあるので、事前に確認してみてくださいね。

美容学生のインターン中の業務内容とは?

まだ美容師免許を持っていない学生は、お客様の頭に触れる事ができないので以下のような接客業務や掃除をメインに体験します。

  • 受付・お見送り
  • 掃除
  • お茶出し
  • アシスタントの補助
  • 勉強会への参加

では、それぞれ詳しく見ていきましょう。

受付・お見送り

サロンに来店されるお客様の受付やお見送りを先輩美容師と一緒に行います。先輩美容師がどのような対応をしているのかを観察して、同じように気持ちを込めて笑顔で対応をしましょう。

受付とお見送りは、お客様にとってまたこのお店にこようと思う材料の1つでもあるので、丁寧に対応することが大切です。
サロンに入社して最初に教えてもらうのも礼儀や挨拶の仕方なので、しっかりと身に着けておきましょう。

掃除

美容室の床は、髪の毛やカラー剤などが落ちているので常に綺麗な状態を保つために清掃業務が大切です。

掃除もインターン生ができる仕事の中の1つなので、スタッフがどのタイミングで掃き掃除をしているのかを観察して、お客様への配慮をしながら掃除を行いましょう。

お茶出し

美容室では、パーマやカラーなどの待ち時間に無料でドリンクサービスを行っています。ドリンクをお伺いするタイミングや、お出しする際の声かけなどを学びます。

インターン生がお客様と会話できる機会の1つでもあるので、お客様の様子をお伺いしながら会話をしてみましょう。

アシスタントの補助

入社すると、まずアシスタント業務をこなします。毎日の営業でお客様を担当するスタイリストのヘルプを行いながら、夜にレッスンをして技術や接客の経験を積んでいきます。

インターン生は、直接スタイリストの補助に入らせてもらうこともあれば、アシスタントの補助に入ることもあります。

先輩美容師の傍で、カラーやパーマのお客様の準備や施術に使用する道具の準備の仕方を学びましょう。

勉強会への参加

インターンは数日間まとまった期間で行うことが多く、タイミングがあえば営業後にお店で行われている勉強会やレッスン会に参加させてもらえる事もあります。

学校では学べない実践的に使える技術や、トレンドのヘアスタイルを学べる貴重な機会なので参加することをおすすめします。

美容学生がインターンに参加するメリットとデメリットは?

ここでは、美容学生が就職活動を行う前にインターンに参加するメリットとデメリットを紹介していきます。

メリット

ここでは、美容学生がインターンに参加するメリットを紹介します。

プロの技術を間近で見れる

普段の学校生活では、さまざまな知識や技術を学ぶことができても、実践的な接客の仕方やお客様へ施術を学ぶ機会は少ないのです。そのため、プロの美容師の技術や働き方を間近で学べる良い機会です。

お店の雰囲気やスタッフ間の雰囲気だけであれば、お客様としてお店に来店すれば感じることができます。

しかし、プロの技術は手元を見ないとなかなか確認できないので、間近で学べる事は現場で一緒に働かせてもらうインターン生の特権です。

美容師の接客の仕方が学べる

美容師だけでなく、お客様相手に仕事をする職業であれば入社時に接客の基本を学ぶ必要があります。

専門学校でもある程度の接客方法は学びますが、実際にお客様相手に行うと自分が思っていたやり方と違ったり、新たな知識を学んだりできるのです。

自分の課題を見つける良い機会にもなるので、プロの美容師の接客の仕方を観察して、しっかりとインプットしましょう。

就職に繋がる可能性もある

インターンにはサロン側にもメリットがあり、新入生を決める前に実際に一緒に働くことができ、優秀な人材を獲得できる良い機会でもあるのです。

そのため、職業体験の場でありながら採用の場として捉えているサロンも多く、働きぶりや人間性を見て内定のオファーを頂く可能性があります。

デメリット

美容学生がインターンに参加するデメリットを紹介します。

給与は発生しない

実際にお店にたって1日もしくは数日間働くのですが、実際にお客様に触れることができず、生産性がないので給与は発生しません。

美容室によっては、給与のお支払いがある場合もありますが、ほとんどの美容室はありません。

まとめ

本記事では、美容学生のインターン期間や業務内容について解説しました。

美容学生のインターンは義務ではないので、行かない生徒も多くいます。しかし、自分の経験値を上げるためにも就職活動をスムーズに進めるためにも、インターンに参加することをおすすめします。

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