【新作】トエルカラー GRAYとは?カラー剤の特徴や成分を現役美容師が徹底解説

美容師の中でこのようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。新発売のカラー剤、どのような特徴があるのか気になりますよね。

本記事では、トエルカラー GRAYについて現役美容師の筆者が徹底解説していきます。

この記事を読むことで、カラー剤の特徴や成分、どのようなサロンにおすすめなのかが理解できるので、自身のサロンで取り扱うのか検討がしやすくなりますよ。

トエルカラー GRAYとは?

トエルカラー GRAYとは、インターコスメ株式会社が開発した、2025年4月18日発売の白髪や髪のダメージなどのお悩みを抱える大人世代を対象としたグレイカラー剤です。

ビューティーエイジングヘアカラー剤として、これから多くのサロンに浸透していくことが期待できます。

ここでは、トエルカラー GRAYの特徴を4つ紹介していきます。


白髪に着目した染料設計

従来のグレイカラーの染料設計は、ベースの染料に赤みが強い褐色染料を多く配合しています。そのため、白髪はしっかり染まりますが、仕上がりが重たく見えてしまう難点があります。

一方、トエルカラーは、褐色染料を最小限に抑えた色調ごとのベース染料設計を採用しています。

彩度系染料を高濃度で配合することにより、色みを表現しつつ白髪をしっかり染めることが可能です。

気になる白髪は、しっかりとカバーし、重たさを感じさせない軽やかな仕上がりの両方が叶います。


天然由来成分配合でダメージ軽減

抗白髪・抗老化効果の高い4種(オランダガラシエキス・シナノキエキス・ビワ葉エキス・シラカバエキス)と、2種の植物美容エキス(シュガースクワラン・シア脂)などの天然由来成分を豊富に配合し、頭皮と髪を保護してダメージを軽減します。

ボタニカルエキスをふんだんに配合しているカラー剤として、化学物質によるダメージを気にする自然志向のお客様に提案できるカラー剤です。

また、フレグランスは、フルーティーフローラルムスクの香りがヘアカラーの臭いを軽減して、お客様も施術者も快適にヘアカラーの時間を過ごせます。


大人世代がヘアカラーを楽しめるカラーラインナップ

「白髪をしっかりと染めたいけれど重たい印象は嫌」
「明るいファッションカラーを続けたいけれど白髪も気になる」

トエルカラーは、そんなお悩みに応え、白髪染めでも軽やかで多彩なカラーを楽しめる、以下の2つのラインナップに分類した色相をご用意。

  • アッシュブラウン
  • モノトーンブラウン
  • マットブラウン
  • ベージュブラウン
  • ナチュラルブラウン
  • ウォームブラウン
  • ピンクブラウン
  • ブラークール
  • ブラーナチュラル
  • ブラーウォーム

白髪をしっかりカバーできる2トーンから、明るくぼかしてカバーできる11レベルまで幅広い明度設計で、色は全32色あります。

多彩な色相と幅広い明るさがあるため、白髪が気にならないぐらい濃い目にしっかり染めたい方と、白髪があってもヘアカラーを楽しむことを諦めたくない方の、双方のお悩みに寄り添った提案ができます。


加減法を用いて高明度でも白髪をしっかりカバー

高明度と低明度の薬剤をミックスする加減法を用いて、8レベルと9レベルの染まりの向上を実現します。

8レベルと9レベルの薬剤を無くすことで、在庫を多く抱える必要性がなくスペースを取りません。

また、加減法を用いて、リフト力のある高明度とティント力のある低明度をミックスすることで、黒髪のメラニンを削り色彩を表現しやすいメリットもあります。

  • 8レベル…10レベル:6レベル=1:1
  • 9レベル…11レベル:7レベル=1:1

トエルカラー GRAYはどのようなサロンにおすすめ?

  • 白髪染めの比率が高いサロン
  • ヘアカラーによるダメージ負担が少ない薬剤を探しているサロン
  • 明るい白髪染めを提供しているサロン

トエルカラー GRAYと併用して使いたいアイテム!

トエルカラー GRAYと併用して使いたいカラー剤や、サポートアイテムを紹介していきます。

薬剤のサポートをしつつ、毛髪補修効果もある処理剤やアクセントカラーを上手く活用して、お客様により良い施術を提供していきましょう。

MCメラニンコントローラー

染まりにくい髪質の方には、ブラーラインに本品を10〜20%程度ミックスするだけで、白髪がよく馴染みます。

髪にオレンジみが出やすい方も、残留メラニンのオレンジみを打ち消して、こっくりとした温かみのあるブラウンを表現できます。

LTライトナー

ブリーチ剤を使わずに、黒髪から15レベルまでリフトアップ可能。(※髪質によります)

トエル1/トエル2

ヘアカラーやパーマなどのケミカル施術は、少なからず髪と頭皮に負担がかかるので、ダメージを最小限に抑えるためのケア剤です。


トエル1
施術を行う前に髪全体に塗布する前処理剤です。水鳥の羽毛から抽出された毛髪補修成分(水鳥羽毛由来加水分解ケラチン)を髪に補給し、ダメージを補修。

また、施術後に塗布するトエル2と併用することで、毛髪内部で不溶性の高分子ケラチンへと変化し、毛髪ダメージを内部から長期的に補修します。

トエル2
施術の中間と終わりのタイミングに髪全体に塗布する中間・後処理剤です。phをコントロールし、ダメージから保護します。トエル1の毛髪補修成分を定着し、拡大、強化し、長期的にダメージを補修します。


トエルカラー GRAYを使ったレシピ

【クールカラー】7Lv寒色カラー単色で、しっかり白髪をカバーする

【ウォームカラー】暖色系ブラーラインで美しく白髪をぼかす

【ナチュラルカラー】ハイライト×ブラーラインで明るくオシャレに白髪を馴染ませる

まとめ

本記事では、2025年4月に新発売したトエルカラー GRAYについて解説しました。

エイジングのお悩みを抱える大人世代に、白髪があっても楽しめるヘアカラーを提案していきましょう。


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