【資生堂プロフェッショナル】カラー剤特集!商品の特徴を現役美容師が徹底解説

美容師の方の中でこのようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。資生堂プロフェッショナルは、サロン向けのヘアケア剤やヘアカラー剤などを日本とアジアで展開するヘアケアブランドです。

本記事では、資生堂プロフェッショナルのカラー剤を現役美容師の筆者が解説していきます。

お客様一人一人髪質や髪色が異なるので、より多くのカラー剤の知識を得て使いやすい商材を導入していきましょう。

資生堂プロフェッショナルのカラー剤特集!

ここでは、資生堂プロフェッショナルのカラー剤を厳選して紹介していきます。

アルティスト

  • アルカリ配合量が少ない
  • タンパク変性を抑制できる
  • 髪の芯からなめらかで均一な発色に

アルティストは、髪の芯からムラのない美発色を叶えつつ、低アルカリ処方によりヘアカラーによるダメージ負担を軽減させたカラー剤です。

「スムースケアテクノロジー」の仕組みで、イノシットがアルカリによるタンパク変性を抑制し、ヒドロキシプロリンが熱によるタンパク変性を抑制します。

熱やphの変化によるダメージによってタンパク変性を起こした髪は、二度と同じ状態に戻ることはありません。


独自の「マイクロオイルイン処方」が、アルカリ量を抑えながら効率的に染料を髪の芯まで届けることで、メラニンを分解し、しっかりとアンダートーンをコントロールできます。

より少ないアルカリ量で、リフト力もあり自由な髪色を実現。

10色相47色と高彩度のピュアシェード5色からなる、全52色の豊富なカラーラインナップです。ピュアシェード以外のすべては、黒髪のアンダートーンが持つ強い赤みや黄みのコントロール効果に特化したニュートラルグレーベースを採用。

シンプルな染料設計の高彩度ライン5色は、ハイトーンカラーで鮮やかな色味を表現したい時に使えます。

プリミエンス

  • 肌を美しく見せる水光肌カラー
  • グレイカラーとファッションカラーのどちらも対応可能
  • 豊富なカラーバリエーションで幅広いお客様に使える

プリミエンスは、アジア人の髪本来の美しさとしなやかさを引き出して、多彩なカラー表現が可能なカラー剤です。

カラーラインナップは、アジア人の黒髪の特性を考慮した「ニュアンスライン」、高彩度の色相で幅広いデザインカラーが楽しめる「マルチライン」、白髪をカバーできる「エンリッチライン」、彩度と濃度のコントロールで質の高いデザインを提案できる「コントロールライン」の全90色です。

従来のヒアルロン酸をさらに進化させた保湿成分(アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム)配合により、優れた保水力で毛髪内部の水分量を維持し、うるおいあるなめらかな質感に導きます。

また、1剤中の水分量を高めた処方設計により、染料やコンディショニング成分の効率的な浸透を実現。

うるおい感あるツヤ髪に仕上がるので、ヘアケアしながらカラーもできる薬剤を探しているサロンにおすすめです。

カラーミューズ

  • アジア人の髪にも思い通りの色を実現できる
  • ビビッドからナチュラルまでカラーバリエーションが豊富
  • 専用アイテム使用でカラーチェンジをサポート

カラーミューズは、アジア人の髪のために開発されたカラー剤です。組み合わせ次第で、ビビッドな髪色からナチュラル系の髪色まで多彩に表現できます。

厳選した染料のみを配合した色調設計を採用しており、赤みの強いアジア人の髪を思い通りの仕上がりにします。

ミックス使いすることで、自由自在に無限の色表現が可能に。塩基性染料なので、アルカリ剤では出せない色味を出したい場合や、ブリーチ後のデザインカラーにも使えます

専用アイテム「カラーリムーバー」は、ダメージを抑えながら残留色素を取り除くことが可能なため、カラーチェンジに適した脱染剤です。

3種の過硫酸塩をベストバランスで処方し、メラニンの分解とスムーズなカラーチェンジをサポートします。

カラー剤と併用して使いたいケア剤!

資生堂プロフェッショナルが開発するヘアカラー用処理剤を紹介していきます。

ヘアカラーの前にケア剤を付けることで、カラーの発色を向上させて、ダメージ負担を軽減する効果があります。

また、髪表面をコーティングしてカラー剤が均一に染まるサポートの役割もあるため、使い方をしっかりと理解して、ぜひ前処理剤の活用を検討してみてくださいね。

カラーミューズ カラーイコライザー

  • ヘアカラーの均一な染まりをサポートする
  • 前処理・後処理どちらでも使える
  • 毛髪表面を整えるのでカラー施術がスムーズに行える

カラーミューズ カラーイコライザーは、ヘアカラー前後に使用することで、髪の状態を整えて、ヘアカラーの仕上がりをサポートします。カチオン化ポリマーがダメージ部分に吸着することで髪表面の状態を整え、カラークリームの均一な染まりを実現します。

前処理の場合は、ヘアカラーを施す部分を中心に適量を塗布し、よく馴染ませます。

使用目安は、ミディアムレングスで15〜20プッシュです。後処理の場合は、乳化時に髪に適量を揉み込むことでなめらかな質感に仕上がります。

トエルカラー GRAYを使ったレシピ

【アルティスト/プリミエンス】スキンブルーカラー

【カラーミューズ】ペールピンクカラー

【カラーミューズ】dolce color

まとめ

本記事では、資生堂プロフェッショナルのカラー剤を紹介しました。数あるメーカーの中から、自分にあった商材を見つけるのは大変ですよね。

カラー剤それぞれの特徴をよく理解して、扱いやすいものを見つけていきましょう。


資生堂プロフェッショナルメーカー情報