美容師の中でこのようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。milbonは、美容室専売品を取り扱うグローバルプロフェッショナルメーカーです。
プロ用だけでなく一般の方向けのヘアケアアイテムも展開しているので、知名度が高く、メーカー名を知っている方が多いですよね。
本記事では、milbonのカラー剤を現役美容師の筆者が解説していきます。カラー剤それぞれの特徴や成分を理解して、今よりもワンランク上のヘアカラーをお客様に提供していきましょう。
milbonのカラー剤特集!
ここでは、milbonが発売しているカラー剤を紹介していきます。
エノグ ホリッカーライン

- 絵の具のように自由自在に色を操ることが可能
- 同じブランドのアルカリ剤とミックス可能
- ブリーチ率が高いサロンにおすすめ
エノグは、同じブランドのアルカリカラーとミックス使いできる塩基性カラーです。単品やアルカリカラーとのミックス使いで、絵の具のように色を混ぜて色づくりができます。
アルカリカラーの影響を受けない染料を配合しているので、彩度が欲しいときに少し塩基性カラーを足して、なりたい髪色に近づけることが可能です。
また、従来の塩基性カラーだと、アルカリカラーと併用すると変色のリスクがありますが、エノグは次のヘアカラーに影響しないのも魅力的です。
適正アンダーレベルは、18レベル以上なのでブリーチ後のオンカラーでの使用が推奨されています。塩基性カラーを使うことで、アルカリカラー単品では出せない色の濃さや鮮やかさを表現できます。
ブリーチを必要とするデザインカラーを得意とするサロンにおすすめなカラー剤です。
オルディーブ ベーシックトーン

- 幅広い年代のニーズに対応できるカラーラインナップ
- 長年愛されている上質なヘアカラー剤
- 髪の芯から高発色が叶う
オルディーブは、ひとり一人の異なる髪素材、その時々の女性の気持ちに応え、上質かつ繊細な質感表現を叶えるオーダーメイドヘアカラーです。
同じシリーズに、グレイカラーや低アルカリカラーなど合計6つのラインナップがあり、なりたい髪色にあわせて使い分けが可能です。
インターセルラー処方により、染料の通り道であるCMCの幅を広げて、効率的に染料を髪の芯まで運びます。よって、根元から毛先まで、均一な美しさを叶うのです。
また、放置時間30分以降の発色が穏やかなため、発色しすぎによるくすみを抑えます。
オルディーブ アディクシー

- ブリーチなしでもクリアな透明感を表現できる
- 髪の赤みを消したい方におすすめ
- 透明感カラーに力を入れたいサロンにおすすめ
アディクシーは、ベースの染料に高彩度のブルーが含まれており、赤みを打ち消して、ブリーチなしでも濁りのない透明感カラーが作れるカラー剤です。
過度に髪を明るくして、赤みを削る必要がなく、中明度でもクリアな寒色系に振れるのが魅力です。髪質が硬くて赤みやオレンジみが残りやすい方にも、幅広いヘアカラーを提案できます。
また、アディクシーの1剤には”リン酸ジセチル”という乳化剤が配合されており、染料を毛髪内部に効率的に浸透させる効果があります。よって、髪の芯まで染料がしっかりと行き届くので、高発色と持続性に優れています。
アディクシーは、低明度から高明度まですべてのレベル・色にブラウンを含んでいません。
そのため、トーンダウン時に使いやすい3レベルと5レベルでも、赤みを残さずキレイに褪色していくので、次のカラーに影響しにくくて使いやすいです。
また、職場の規定や学校の校則で暗い髪色にしかできない方も、色味を楽しんでもらえるような提案ができます。
mibonのカラー剤を使ったレシピ



まとめ
本記事では、milbonのカラー剤について解説しました。
各メーカーごとにカラー剤の特徴が異なるので、それぞれの特徴をよく理解して、お客様のニーズに寄り添ったヘアカラーの提案を行いましょう。